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コンサルの鬼ブログ
【9月10日】美しの森分析 第15回『美しの森ニューフェイス物件徹底検証②』
こんにちは。
いつもご愛読ありがとうございます。

前回に引き続き、美しの森のニューフェイス、積水ハウスさんのグランドメゾンシリーズ、『グランドメゾンたまプラーザ』徹底検証、第二回目をお届けしたいと思います。

今回は、『間取り』と『設備・仕様』についてです。

間取りや設備というのは、実際に入居してからの使い勝手に多く影響してきますし、売り手の工夫が見えるところですので、注意して見ていきたいところです。

 


~間取り~

全体的にオーソドックスな間取りです。

間口は大多数の住戸が標準的な6,700mm。
そして残念なのが、バルコニー面積が少々狭いタイプが多数あるということです。

本物件では、法地(のりち)や狭さといった土地の持つ性質をクリアし最大限に活用するため、
住棟配置などを含めた全体計画では、致し方ない選択だったのでしょう。

しかし、その狭さを解消するべく様々な工夫はなされています。


では、住戸の間取りをみてみましょう。

様々なプランの中、リビングにはコーナーサッシ、というタイプのものがあります。

これは角部屋の雰囲気が出て、採光性にも富むので、こういった間取りを好む方は少なくないはずですが、一概に好条件とは言えないのです。

今回の間取りのコーナーサッシというのは、外気と窓が接している状態で、外気と窓にバルコニーは介在しません。

バルコニーというのは、ガーデニングを楽しんだり、洗濯物を干したりするという目的以外にも、
“外気との緩衝体”という役割も担っているもので、

具体的にいうと、バルコニーがあれば、少々の雨が降ってきても窓は開けていても構いませんし、夏の強い日差しが直接部屋に射すことはありません。


実際に生活されるにあたっては、突然の雨を気にしていなければいけませんし、日差しが強い夏は、その暑さに辟易してしまうかもしれません。


通常、“バルコニーにあるもの”として、非難ハッチ・エアコンの室外機が挙げられますが、スッキリ感を出すべく、それぞれに工夫がなされています。


まず、徹底されたとみられるのが、エアコンの室外機置き場の位置。

先行配管を用いてバルコニーから室外機置き場をなくしています。

室外機がなくなれば有効面積も増えますし、何より見た目にスッキリします。

ただ、この先行配管というもの、手放しでは喜べません。

室外機を別な場所に設置するとなると、通常よりも長くなる冷媒管を天井裏もしくは床下に通すことになりますが、冷暖房効率というものは冷媒管が長くなればなるほどよくありません。

量販店などでのエアコンを購入後、設置する際には工事費が少し割高になることも。
家計を預かる方には少々気になるところでしょうか。


また、その位置を図面から確認すると寝室や子供部屋になるであろう洋室の外側になるようです。

今年のような熱帯夜が続く夏は、室外機の音が気になってしまうかもしれませんね。

続いて、非難ハッチですが、ブライトハウスにあたっては、これもまたバルコニーから姿を消しています。

緊急時の二方向非難という面からは疑問ですが、もしもの際には非常階段が設けられているので、そちらからの非難ということになるようです。


非難ハッチがないとウッドデッキなども敷くことができますので、一見した印象も随分と違ったものになるでしょう。




~設備・仕様~

たまプラーザという地に相応しいグレードだといえます。

戸建てメーカーならでは、の工夫が凝らされています。


皆さんもご存知のとおり、マンションというのは気密性の高い住まいなので、ホルムアルデヒド対策のみならず、湿気を取り除き、カビやダニなどの発生を抑えるという意味でも換気はとても重要になってくるわけですが、最近では、常時小風量換気システムを採用するところが増えています。


こちらの物件は“天井チャンバー方式”という常時小風量換気システムを採用しており、

給気口を部屋の壁に取り付けるのではなく、天井に設置するというものです。

見た目にもスッキリし、背の高い家具を置くのにも邪魔になることはありません。


また、見た目のスッキリ感に配慮されているといえば、
エアコン隠ぺい配管。

エアコンの配管を壁内部に収めることによって、配管が室内外にほとんど出ず、外観や室内空間の美しさを保ちます。


そして、マンションでの上下階にありがちな生活音。

これを緩和させる為、二重床や二重天井などで対応する等、快適な生活への配慮、丁寧な仕上がりがなされているといえます。


以上から、グランドメゾンたまプラーザの総括論を申し上げると、
土地が持つ性質や諸条件のもと、バルコニー面積を狭めてしまうなど致し方ないマイナスポイントが出てきましたが、

そんな制約のなか、可能な限りの気配りが施された間取りと、たまプラーザに相応しいグレード感がある設備・仕様は入居者の生活をきちんと意識はしてくれているようです。



次回は、連載中でも反響が大きかった『価格』についてお話したいと思いますので、ご期待ください。





◆今日のつぶやき◆

8月も終わり、台風シーズンですね。

先日の台風9号、皆さん何事もなくやり過ごすことはできましたでしょうか?

私は、自宅の庭で惨事が…。

我が家の樹がお隣のお宅との間にあるフェンスをなぎ倒し、そのまま、隣家へ横倒れ、という状態に。

もちろん、業者さんに頼んで修理をしなくてはいけませんが、彼らが到着するまで、倒木をそのままにしておくわけにはいきません。

お隣の方にご迷惑をかけるので、一刻も早く樹の撤去をしなければならないのですが、如何せん、私一人ではそのスピードに限界が。


息子に手伝ってもらいながら、何とか片付けは終えられましたが、私も年をとったのか、かなりの肉体労働に感じてしまいました…。


今回の台風では、災害の仕業とはいえ隣家に多大なご迷惑をかけてしまい、天地の力には敵わない人間の些末な力、災害の獰猛さを改めて再認識しました。


そして、片付け作業ごとき(?)に疲労を感じてしまった自分の老化を嘆く反面、力仕事を難無くこなす息子をたくましく感じた週末でした。


*最後まで読んでくださってありがとうございました。(松井)





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