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コンサルの鬼ブログ
【9月3日】美しの森分析 第14回『美しの森ニューフェイス物件徹底検証』
こんにちは。
いつもご愛読ありがとうございます。


美しの森物件比較シリーズの連載もひと段落つきましたが、前回にもお伝えしましたように現時点で完成済み物件でも、各社ともに残戸がでているようです。


このように長期化する販売の中、また新たに新物件がでてまいりました。


こちらは、美しの森では後発物件となり、前回までの連載中には比較検討物件に入っておりませんでしたので、

連載中にとりあげさせていただいた項目、『立地』、『外観・エントランス』、『間取り』、『設備・仕様』、『価格』という多方向から、今回も徹底分析していきたいと思います。


積水ハウスさんのグランドメゾンシリーズ、

『グランドメゾンたまプラーザ エアーズハウス・ブライトハウス』の徹底検証、全3回でお届けいたします。

 


~立地~

美しの森全体から見た立地、ピンポイントで見た立地ともに検証していきたいと思います。

東急田園都市線・たまプラーザ駅から徒歩15分というこちらの場所は、美しの森の中では一番隅っこというと分かり易いでしょうか。

『パークハウス美しの森パークフロント・ヒルサイド』などと同じく『駅遠』の部類に入ります。


しかし、駅から遠いわりに良い立地なのです。

というのも、駅からの帰宅経路はとても歩きやすく閑静さが漂っていますし、物件自体も広い公道に面しているので、明るいイメージです。


ランドシティさんやパークハウス・ヒルサイドさんと同じ“徒歩15分”でも、こちらのグランドメゾンさんの方が随分と雰囲気が良いといえます。

 

ご検討中の方は、実際に歩いて比べてみられるといいかもしれません。

その違いが如実に感じられるでしょう。


住宅を購入する際、立地に関する要望として二極化されてしまうポイントは、

『商業施設が多く猥雑な印象の駅近だけど、利便性重視』の方と、

『駅からは遠いけれど景観の良い閑静な印象の住宅街、環境重視』の方であるといえます。


そして、このグランドメゾンたまプラーザを購入対象としてお考えの方は、もちろん後者のほうでしょう。


そんな方の懸念材料となるのは、東側に隣立するであろう東急さんの物件です。

この広大な敷地、現在はまだ更地の状態ですが、建設が始まって、住棟配置や駐車場の位置、マンション内にできるであろう公園の位置がどうなるのかによって、環境の良し悪し(日当りや景観の面等)が非常に左右されてしまうということは否めません。


検討の際には、大変重要な要素ですので、是非、念頭に置かれることをおすすめします。



~外観デザイン・エントランス~

一言でいうと、シンプルモダン、といったところでしょうか。

奇をてらわないデザインは、控えめな『上質』を感じさせますし、

たまプラーザという土地の名にも相応しいといっていいでしょう。

建物の個性を敢えて控えめにすることによって、植栽の緑が映えるよう、全体的な調和を大事にされたデザイン。


万人に好かれる、というのは言い過ぎかもしれませんが、多くの人に好感を持たれるでしょう。


パンフレットからうかがったところ、外構の石積みはグレード感があり非常に良いと思います。


植栽はパンフレットのパースで見る限りでは、バランス・ボリューム共に素晴らしいのですが、平面図で確認するところでは、実際の植栽ボリュームは、もう少し乏しいものになりそうです。

詳しい植栽計画は、販売の担当者に聞いてみることをおすすめします。


特に一階住戸を検討されている方にとって、植栽は外部からの目隠し(プライバシーや防犯面)という意味あいが強くなりますので、注意しながらご検討ください。


ひとくちに植栽といっても、木の種類、高さ、木々の間隔などによっても外観の印象はガラリと変わってしまいます。


植物が生長した10年後なんていうのもイメージしながら、外観図をご覧になってみてはどうでしょう。


次に、エントランスですが、印象としましては『それなり』です。

スペースにゆとりのある大規模物件に比べると、小規模な分、見劣りはしますがいろいろな制約の中でよく工夫されています。


ブライトハウスのエントランスにあたっては、平面的には非常に狭い空間ですが、吹き抜けをつくることによって、狭さからくる圧迫感をいくらか緩和させています。


そして、『エントランス脇の駐輪場』は、自転車を使用する方には便利ですが、もっと別な場所に構えるともう少しゆとりの感じられる空間になったのでは、と残念です。


以上、パンフレットに掲載されているパース・平・立面図をもとにお話しさせていただきました。


ここでひとつ残念なのが、このパース、皆さんがよくご覧になられているCGが駆使された、写真のようにリアルなパースではないのです。


水彩タッチのパースで、どちらかといえばイメージイラストといったほうがよいのかもしれません。


要するに、幾分リアリティに欠けたパースを眺めつつ、の検討を購入者は強いられてしまうわけです。


これは、イメージがしづらいばかりか、各々の解釈に幅ができてしまいます。


また、こういったケースでは完成後、抱いていたイメージとのギャップに首をかしげざるを得ないということも多聞にあります。

水彩タッチのパースによって、和モダンなイメージを購入者に伝えたかったのかもしれませんが、購入者は、これから住まうところにリアルを求めるものです。

もう少し、分かり易いパースであれば親切度もあがったことでしょう。


とはいえ、パンフレットだけを見て購入を決断する方はいらっしゃらないと思います。


幾度かにわたりモデルルームに足を運ばれることでしょうから、その際に、実際に使用される素材や全体の模型等を確認しながら、営業担当の方の話を聞いていかれることをおすすめします。


パースというのは、物件への理解を深めるための大切なツールであるということを販売する側、購入する側、双方共に意識しておくこと。

これは決断へのプロセスでの必須事項です。


今回は、立地、外観デザイン・エントランスというアングルから検証いたしました。



次回は間取りと設備・仕様についてお話させていただこうと思います。







◆今日のつぶやき◆

◎まだまだ暑いですね。

残暑の厳しさを覚悟している今日この頃ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?

私の近況をお知らせしますと、ひとつ嬉しいことがありました。

私が代表を務めるクローバーランド株式会社の第一号自社物件『イデアル世田谷千歳台』が先日、完売いたしました。

商品企画やマーケティングには心血を注ぎ、良いものを造ったという自負はありましたが、最近では販売が長期化する物件も…。

ですが、そんな中、短期で完売することができました。ホッと一安心すると共に少しばかり自信を深めることができています。


これも、関係者各位の皆さんのご協力のお蔭であると心より感謝いたします。

そして、マンション完売にあたり、いち経営者として、いち企業人として、マンション販売に関して内省する点をいくつかお話ししたいと思います。


連載中にもお話ししましたが、近年、土地や建築費の価格上昇に伴いマンション価格も急激な右肩上がりです。

販売が長期化する物件も珍しくなく、“建てれば売れる”の時代ではなくなりました。

まさに、プロフェッショナルだけが生き残り、プロフェッショナル同士が戦う、不動産の戦国時代に突入したといえます。

これからは、大手・中小問わず、熾烈な競争が繰り広げられることでしょう。


そんな中を生き抜くために、必要となってくるのは、商品づくりの姿勢やお客様のニーズに応える商品企画、お客様との密なコミュニケーション、事業に携わる人々と物づくりに対する意思の疎通。

これらをひとつでも怠れば、次第に淘汰されていくでしょう。

戦国時代を勝ち抜くためには、販売力のレーダーチャートを手足の長いものにしなければなりません。


私は、これらの必要条件・絶対条件を満たしたうえで、この戦国時代を戦っていきたいと思っています。


そして、我が社の武器であり、鎧であるのは、『勝つためにどうするか』ではなく、『お客様のためにどうするか』という志です。


これは、我が社のブランドでもあると自負していますし、更にオリジナリティに富んだものにしたいとも思っています。


第一号自社物件完売というひとつの目標を達成し、社内の士気も高まっております。


これからも従業員一丸となるべくエンジンを組みなおしてみようと思います。



*最後まで読んでくださってありがとうございました。(松井)







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